私は、GやBなどを攻撃したと同じ医学界のシステムは、現在も当時と変わらずに続いていると思う。
そう考えることは偏執狂的だという人がいるかもしれない。
しかし、科学の世界でパイオニァがいつも猛烈な反撃に出会ってきたというケースは、歴史的な事実なのだ。
ともあれ私は、これで取り上げたような事実が世間の注視を集め、私の言葉がその事実に照らしてのみ判断されることを望んでいる。
現在、実際に使われている医療技術のうち、対照試験によって有効性が示されているものは、わずか10〜20パーセントと推定される。
アメリカ議会技術評価局レポート『I』よりコスタリカは鮫がたくさんとれ、軟骨を製品化する工場もある国だ。
この国の社会保障病院の老人科の医長が、L・A博士である。
博士は鮫の軟骨のことや血管造成抑制効果のこと、それに鮫の軟骨に関する研究のことなどを知っていた。
1980年代の終わり、博士は手術不能の胃ガン患者を担当することになった。
腫瘍は大きなグレープフルーツ大で、博士はこの患者は治る見込みがない、本当に末期の状態だと判断した。
他に手段がないので、博士は鮫の軟骨を求めてみた。
私はできる限りたくさんの人々に話しかけ、医者たちともネットワークをつくってきた。
医者たちは私が示した証拠を読んだあと、現在の医学が効果を発揮できずにいる領域に、鮫の軟骨が利用できる可能性のあることを理解してくれた。
そして1989年以後、私といっしょにやってきた医者たちは、自分のガン患者に新しい療法を施すようになった。
それは乾燥した軟骨だった。
博士はそれを三食の食前にそれぞれ4グラムずつ、1日に12グラムを経口で患者に服用させた。
患者はまったく見込みなしとみていたので、博士は他の治療法をいっさい施さなかった。
しかし腫瘍は1カ月のうちに生長が止まった。
6カ月間ずっと継続して鮫の軟骨を摂り続けると、グレープフルーツ大だった腫瘍はくるみ大に縮小した。
患者は食欲も戻り、体も動けるようになって普通の生活に戻った。
私はこの事態に、患者本人に次いで興奮した。
鮫の軟骨への情熱とこのような素晴らしい結果とを持って、私はA博士の重要な仕事の意味を解明してくれるような医者を探した。
研究、とくにガンが進行した患者を対象とする研究では、ただテスト製剤だけの処方でいいという患者を探すことはむずかしい。
医者も患者も、生き残るための最善のチャンスを与えてくれるような治療、可能な限り最上の治療を求めているので、テスト製剤だけという治療には当然、二の足を踏むからだ。
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